今回ご紹介するのはHJ文庫から発売されている、著者「坂石遊作」さんイラスト「へいろー」さんが手がける作品『聖なる騎士の暗黒道』です。
タイトルも気になるところながら、イラストも綺麗で迷うことなく手に取りました。
以下ネタバレも含みますのでご注意ください。
この記事がこの作品を購入するきっかけとなれば幸いです。
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まずは簡単なあらすじ。
幼いころ世界を司る女神に見初められ聖騎士になった少年セイン。
ところが、とある理由から暗黒騎士を目指すため、従者のメリアと共に他国の学園に通うことにする。
しかし、光魔法以外に適性のないセインは中二病めいたその姿も含めて落ちこぼれの変質者扱いを受けてしまう。
学園には光の一族ながら火属性の魔法しか使えないためクラスで浮いていたアリシアという少女がいて彼女に共感したセインは彼女の目標をかなえるため、ダンジョンの奥に眠る「聖剣」を探す冒険に協力することになる。
しかし、ダンジョンには試練が待ち構えていた。
というのが簡単なあらすじです。
最近多い主人公最強ものではあるものの、普段はその片鱗も見せない主人公セイン。(一部理由を知るものなどを除いて)
最初読んでいて正直なんかモヤモヤした気分でした。
ダンジョンで冒険を続けるうちにセインの活躍や従者メリアとの関係などが明らかになっていき、読み終えたころには面白い作品だったと思いました。
でもまぁ主人公がまだ中学生ほどの少年とはいえ、普段から中二病すぎるのは個人的には微妙な設定ですが、ユーモアも含めての設定なのでしょう(´・ω・`)
本の中ではセインが暗黒騎士を目指す理由なども書かれていますが、ほかにもいろいろとこれからが楽しみになっていく謎や設定もありますので、次巻が楽しみな作品でもあります。
ジャンル的には主人公最強ものにあたり、これからさらに主人公モテモテになっていく可能性もありますので、一応ハーレム?ものになるのかなぁ。
とはいってもこの作品ただ主人公が強いだけではなく主人公が努力するところが魅力なのだと思いますのでそのあたりに注目して読むとさらに面白いのではないでしょうか。
というわけで、簡単な内容紹介と感想でした。